第15回定期演奏会


テノール 渡辺 公威


 国立音楽大学音楽学部声楽科卒業、同大学オペラコース終了。声楽を山田正明氏、田口興輔氏に師事。’01イタリア声楽コンコルソ入選。在学中、ソロ室内楽定期演奏会、卒業演奏会、読売新人演奏会、京都国際音楽学生フェスティヴァル(ローム社主催)などに出演。’97国立音楽大学主催の「ドン・ジョバンニ」公演において、ドン・オッターヴィオ役を演じオペラデビュー。その後、「魔笛」のタミーノ、「コシ・ファン・トゥッテ」のフェランド、「愛の妙薬」のネモリーノ、「ラ・ボエーム」のロドルフォ、「結婚手形」のエドアルドなどを好演する。また、コンサートソリストとしても、ベートーヴェン「交響曲第九番」(仙台フィル、神奈川フィルらと共演)、メンデルスゾーン「ラウダ・シオン」、福井文彦「交声曲・蔵王に寄す」などに出演し好評を博す。 国際ロータリー財団奨学生として、’02よりイタリア留学予定。 現在、国立音楽大学大学院オペラコース演奏補助員。多摩市女声合唱団「空」ヴォイストレーナー。日本イタリア協会会員。ぐる-ぷ・ぐっち会員。

指揮 中島 良史


 国立音楽大学作曲科卒。同専攻科修了。作曲を中村太郎氏、指揮を故渡辺暁雄氏に師事。ザルツブルグにおいてオトマール・スウィトナー氏に学ぶ。 作曲、編曲、指揮、各種音楽祭・コンサートのプロデュースなど各方面においてジャンルを越えた多彩な活動はその豊かなアイデアと行動力が常に注目されている。最近では、映画「神々の相貌」作曲、ミュージカル「アマデウスがやってきた」作・音楽、オペレッタ「ヤチホコ」作曲、ピアノ25台・50人の奏者・100手のための「第九」編曲と指揮、「美空ひばり合唱曲集」出版、鳴門市旧坂東収容所跡で行われたベートーヴェン「第九」日本初演80年記念コンサートのプロデュース・指揮など。 指揮者としては、’75東京都交響楽団でデビュー以来、東京の各オーケストラ・大阪フィル・京響を指揮、またオペラ、合唱団などを数多く指揮している。近年では、’90ワルシャワで「第九」を指揮、’94チェコ・ビルゼン市700年記念スメタナ祭、’95終戦50年記念コンサート(プラハ)、’97クラコフ国際音楽祭における指揮など、海外の活動を展開している。 チェコとの文化交流にも力を注ぎ、世界中の優れた若い音楽家たちのために例年開かれる「国際音楽祭ヤング・プラハ」の日本代表として、’92の創設より今日までその開催・発展に大きく貢献している。’99チェコ共和国芸術祭参加「ヤング・プラハin東京コンサート“チェコ音楽の祭典”」プロデュース、’00チェコ政府助成によるハンス・クラーザ作曲子供たちのオペラ「ブルンジバール」日本初演など。 現在、国立音楽大学助教授。ガーデンプレイスクワイヤ常任指揮者。

管弦楽 ガーデン プレイス アンサンブル


 東京を中心に活躍する第一線の若手演奏家たちを集めて、この日のために特別に編成された。

ヴァイオリン 植村 奈穂 生駒 智子
チェロ 新井 幸子
コントラバス 鈴木 智
フルート 長内 玲子
オーボエ 千葉 すなお
クラリネット 加納 隆男
トランペット 仲田 一徳
ホルン 渋井 満 浜野 俊一郎
ティムパニ 津下 祥子

合唱 ガーデンプレイスクワイヤ


 1996年7月、400人を越す応募者の中から選考されたメンバーにより創設。以来、中島良史氏の指導のもと、恵比寿ガーデンプレイスを拠点に、サッポロビール株式会社のメセナ活動の一環として地域音楽振興の一端を担うべく、質の高い音楽を提供できるよう研鑽を重ねている。
 活動の中心は、ガーデンプレイスにある恵比寿麦酒記念館における年に3回の定期演奏会と12月のクリスマスコンサートであり、ルネッサンスから現代まで、宗教曲を中心に幅広いレパートリーをこなし、今年4月には紀尾井ホールに会場を移して定期演奏会を行い、好評を得た。また、この夏には団をモデル合唱団とした指揮者講習会を主催するなど活動の範囲を広げている。

ソプラノ 阿久津 みずき 尾崎 陽子 加藤 恵子 川原 千晶

斎藤 美帆 堀 桐子 桝田 舞 本宮 廉子

八峠 路子 山田 芳子 横川 文子 Rippon 由美

アルト 片平 理絵 黒澤 聖子 鈴木 かおる 高木 祐子

津穐 佳奈 冨田 由美子 中川 美季子 早瀬 弥生

菱木 明子 山口 怜子 山本 千種 四柳 尚子

テノール 岩崎 一 神山 恒夫 越沢 滋 越路 浩也

瀧 俊治 田島 敏章 田中 大輔 成田 拓也

新山 修 武藤 茂 山田 三千夫

ベース 伊藤 純一 尾崎 徹 加藤 健 酒井 洋

高内 章 椿 辰治 Maurer Jörg 村上 弘

山口 真人 米村 一臣 Rippon Julian