第１２回定期演奏会

メゾソプラノ　押見 朋子

　’８８ 国立音楽大学卒業、’９０年同大学院修了。’９１年 同大学音楽研究所演奏家研究員。二期会オペラスタジオ（３５期優秀賞受賞）。’９０年 国立音楽大学大学院オペラ公演「魔笛」の侍女Ⅲでデビュー。’９５、’９７年 「フィガロの結婚」の結婚のマルチェリーナで賛助出演。’９７年 文化庁オペラ研修所修了後援、’９８年 日生オペラ公演「セビリアの理髪師」のベルタで賛助出演。大野和士指揮東京フィルハーモニー交響楽団オペラコンチェルタンテシリーズにおいて、’９４年 「修道女アンジェリカ」の修道院長、’９６年 「さまよえるオランダ人」のマリーで出演。小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団によるヘネシーオペラシリーズ’９７年「魔笛」の侍女Ⅲでメトロポリタン歌劇場の歌手と共演。同年より京都フィルハーモニー室内交響楽団のニューイヤーコンサートをはじめ、定期演奏会などに出演を重ねる。’９８念ホルスト・シュタイン指揮ＮＨＫ交響楽団による舞台神聖祝典劇「パルシファル（ワーグナー）」のクンドリーで出演。２０００年 東京交響楽団定演「マッチ売りの少女」、新星交響楽団「マタイ受難曲」等、豊かな声と観客を魅了する演技でそれぞれ好評を博す。９４・２０００年 サイトウキネンフェスティバル、’９９年 エジンバラ音楽祭に参加。その他バッハをメインに、「レクイエム（ヴェルディ・モーツァルト）」「第九」「メサイア」「復活」などのソリストとしても活躍。’９７年 ＮＴＴアドバンステクノロジ（株）よりＣＤ『はじめての方の「第九」合唱レッスン』を録音。曽我榮子、加藤美那、ローレ・フィッシャーの各氏に師事。二期会会員。

司会者　永井 寛孝

　テアトル・エコー在団後、プロダクション・プライムワンを経てフリーとなり、俳優、脚本・演出家として舞台を中心に暗躍。１９８８年より「お・ぺれった」のメンバーとして小劇場ミュージカルを創作。第二弾の劇中歌「なっとうをおいしくたべるには」は「ひらけ！ポンキッキ」で放送され、なっとうの普及にひとやくかった（？）。
　現在、ＮＨＫ（教育）「まちかどド・レ・ミ」テレビ東京「キティズパラダイスゴールド」脚本、構成。テアトル・エコー演出部所属

指揮　中島 良史

　国立音楽大学作曲科卒。同専攻科修了。作曲を中村太郎氏、指揮を故渡辺暁雄氏に師事。ザルツブルグにおいてオトマール・スウィトナー氏に学ぶ。作曲・編曲家、指揮者、プロデューサー、教育者etc.としてジャンルを越えて活躍。その豊かなアイデアと行動力は常に注目されている。最近では、映画「神々の相貌」作曲、ラプソディーin「第九」編曲、美空ひばり合唱曲集出版、ミュージカル「アマデウスがやってきた」、オペレッタ「ヤチホコ」作曲など。’９８年５月に徳島県鳴門市の旧坂東捕虜収容所において行われたベートーヴェン「第九」日本初演８０年記念再現コンサートのプロデュース・指揮を担当し、大成功に導いた。
　国際交流にも力を注ぎ、毎年夏にプラハで開かれる国際音楽祭ヤング・プラハの実行委員会日本代表としてその開催・継続に大きく貢献している。
　現在、国立音楽大学助教授。ガーデンプレイスクワイヤ音楽監督。

管弦楽　ＧＰＣバッハアンサンブル

合唱　ガーデンプレイスクワイヤ

　１９９６年７月、４００人を越す応募者の中から選考されたメンバーにより創設。以来、中島良史氏を音楽監督とし、恵比寿ガーデンプレイスを拠点に、質の高い音楽を提供できるよう研鑽を重ねている。活動の中心は、ガーデンプレイスにある恵比寿麦酒記念館における年に３回の定期演奏会と１２月のクリスマスコンサートであり、ルネッサンスから現代まで、宗教曲を中心に幅広いレパートリーをこなし、サッポロビール株式会社のメセナ活動の一環として地域音楽振興の一端を担っている。９９年４月に初めて会場をカザルスホール移して定期演奏会を行い好評を博した。